“就職活動”を採用する立場で考える

“就職活動”を採用する立場で考える

7月で起業して3期目に入りました。
昨年に引き続き、新卒学生の採用活動を実施しています。2名の新入社員が加わり、少しずつ会社っぽくなってきました。

リクナビで採用活動をすると、定期的に学生たちからのエントリーが届きます。エントリーシートに目を通したあと、多くの学生には不採用通知を送信しなければいけません。

『不採用』という結論をだすたびに、応募してくれた方々に対する申し訳なさを少し感じます。僕自身が就職活動をしていた時、企業から届く不採用通知によって、落ち込んで、自信を失くした経験があるからです。

でも、採用する立場になって思うことは「不採用通知くらいで落胆する必要なんて全くない」ということです。

大学生の頃は、就職活動で不合格になると「希望の仕事ができない⇒人生がうまくいかない」と勘違いしがちですが、そんなことはないです。

採用する側の立場として言えることは、新卒採用は相性によるところが大きいです。内定が決まらないと人生を否定された気分になりますが、企業側も人間性を否定することは全くないです。

第一志望の企業は、中途採用でいけば良い

会社員になって驚いたことが2つあります。

1つ目は、中途採用で入社してくる人の数の多さです。
人事部があるような規模の会社だと、常に中途募集を行って面接をしており、毎月新入社員が入ってきます。(入社前はそんなこと知らなかった…)

2つ目は、予想以上に正社員以外の人がオフィスにたくさんいることです。
経験では、正社員は6割り程度、アルバイトや派遣社員、契約社員が2-3割、業務委託や他社からの出向者が1-2割。といった具合でした。
本当にその会社で働いてみたいなら、新卒採用だけでなく契約形態を変えてで働くという選択肢もあります。

また、大手企業なら、おそらく新卒入社よりも、他の会社で実績を出した中途入社の方が入社しやすいです。案外、そういった実情は学生には知られていない気がします。待遇も新卒だから良いとは限りません。

転職10回が当たり前の時代になってくる

古い体質の企業だと、転職はまだまだネガティブなイメージがあります。
でも、外資系企業やIT系であれば、むしろ転職はステータスと捉えられることもあります。「それだけ転職できるってことは他の会社から求められるほど優秀」と見られるのです。
働き方が多様化して、副業や週休3日という働きかたが許容される時代では、サラリーマンは転職10回くらい行うのが当たり前になってくるように感じます。

そう考えると、新卒入社なんて10回就職するうちの1回でしかありません。
不採用通知を受け取ることが、人生を左右するほどの出来事には感じません。

最終的に、採用は相性で判断される

新卒採用においては、応募者全員が業務未経験の状態です。
だから、学生の実力をはかる術が エントリーシートの文章力と筆記試験くらいしかありません。
就職活動における残りのほとんどは、相性を確認するためと考えて良いと思います。適正テスト、面接では、その会社が求める人材として適合するかどうかの確認作業を行っているにすぎないので、不採用というのは”たまたま性格が合わなかった”と考えれば十分だと思います。(例外として会話スキル程度は見られていると思いますが)

SUNYSIDEの場合、求める人材はシンプルで「現メンバーと似ている人」です。
現在のフェーズでは、できるだけ似通った性格のメンバーを集めることで、効率的に社員教育を行い事業拡大していく狙いがあるからです。

誰かにモノゴトを教えるときって、自分が考える整理方法によって情報を伝えると思います。できるだけ似た価値観を持つ人間同士であれば、理解も早く成長の速度を早められると考えるからです。また、引き継ぐ仕事も楽しんでくれる可能性が高まると思います。

ただ、この方針はいつまで続くかわかりません。
会社というのは、似たもの同士が集まっただけではどこかで行き詰まってしまうので、あくまで現在の少人数フェーズに限った方針だと考えています。

最後に

SUNYSIDEでは、現在リクナビ2022で新卒採用を行っています。
特別な準備をしていただく必要はありませんので、もし興味を持っていただけたら、気軽にエントリーしてみてくださいね。

・共通のオープンESで応募してください。
(志望動機は不要です)
・企業研究は特に不要です。
(エントリー時に配布する資料に目を通していただければ十分です。)
・面談は価値観や興味のある仕事内容の確認です。


就活生の皆さん、就職活動最後まで頑張ってください。

リクナビ2022(株式会社SUNYSIDE)