【第19回】業務準備 契約書はネットのテンプレから自作する -爆速で90点の会社をつくるススメ – │SUNYSIDEの起業体験

【第19回】業務準備 契約書はネットのテンプレから自作する -爆速で90点の会社をつくるススメ – │SUNYSIDEの起業体験

SUNYSIDEを設立した直後、業務で関わるパートナー(企業とフリーランスの方)とはすぐに業務委託基本契約を締結しました。

“契約書”と聞くと拒絶反応を起こす方もると思いますが、いちから作成するわけではありませんし、基本契約についてはポイントだけ抑えるだけならとてもかんたんです。

SUNYSIDEが実勢した、爆速で契約書を準備する方法をご紹介します。

【共通】業務委託時に必要な契約書

設立直後に準備したい(1)”業務委託基本契約書”

取引をする上で最低限の基本ルールを定義したもので問題ないと思います。
必ず抑えておきたいポイントとしては、下記の項目となりますが、多くはネット上で入手できる”雛形”でフォローされています。

個別契約優先
発生業務ベースで細かい内容は個別契約で握りましょう。
個別契約と基本契約とでは個別契約の内容が優先されます。
個別契約で毎回定義するのが面倒な(ほぼ常識的な)内容を基本契約でむすび、スピーディーにかつマナーをまもって業務をすすめていく狙いです。

納期/支払い規定
決められた日に納品して、決められた日に対価を仕払いましょう。

損害賠償
常識の範囲内で過失による損害は、お互い保証しましょう。

秘密保持
業務に関することは他言禁止です。

反社規定
反社会的勢力とは関わってはいけません。

自動更新
契約更新月までに申し出なければ契約内容は1年で自動更新です。
個人的には超重要な項目だと思っていて、締結時に必須で追記します。
秘密保持契約などは、よく業務終了後XX年まで他言禁止とか握るのですが、正直業務に関することは一生他言禁止にしたいことばかりですので。

設立直後に準備したい(2)”秘密保持契約書”

個人的には、実業務が発生する可能せが高いのであれば、秘密保持契約書は締結せず、秘密保持契約の内容も包括した”業務委託基本契約”を締結してしまいます。

秘密保持契約を締結したあと、重複する内容を含む業務委託基本契約を締結するのが面倒だからです。

業務開始までに準備したい”業務委託個別契約書”

実際に取引内容の詳細が固まり、双方で内容を握れたら書面に落とすものと考えれば良いと思います。
基本契約で定義できなかった詳細条件を、あとから双方が覆すことがないようまとめます。

契約書は無料配布されている雛形を利用する

テンプレートBANK

ビジネスで使える取引文書や契約書、送付状、伝票、そして名刺、のし紙、POP等のテンプレート、商用利用可能なイラスト・写真素材を無料で提供しています。PCやスマホで編集できるウェブアプリの他、ワード、エクセル、パワーポイントに対応。これらを効果的に活用するための情報も提供しています。

bizocean / ビズオーシャン

会員数270万人を超える、日本最大級の老舗ビジネス雛形サービス。
書式、テンプレートから、書式の書き方、専門家のコラムを提供しています。
東証1部上場の大手システムインテグレーターである、株式会社ミロク情報サービスの100%子会社 株式会社ビズオーシャンが運営しています。

LAWIZ ロイズ司法書士事務所

司法書士監修の元、配布されているテンプレート集。
数は少ないですが、実際の司法書士事務所が提供されていると、信頼感があります。

契約書を作成時に注意したいこと

雛形を使用するリスクも把握する

(1)取引に適合しない雛形を使ってしまう

(2)相手方有利の雛形を使ってしまう

東京のビジネス弁護士 │ 弁護士 赤塚洋信 公式サイト

https://akatsuka-law.jp/column/notes-on-contract-drafting-and-check.html

契約内容に不安をいだいたらプロに相談する

“AI-CON” -契約書作成から交渉までをサポート-

月額1万円から、AIによる契約書の簡易チェックや、プロの契約作成〜交渉代行まで依頼できるサービス。

STARTUP HUB TOKYOで無料相談

下記の記事でご紹介していますが、創業支援をしている施設の中には、無料で契約書の内容をチェックしてもらうことが可能です。不安を抱えたまま契約する場合、一度内容確認いただくことをおすすめします。

僕の場合、ある程度業務の内容が限られてるのと、これまで所属した会社で法務担当の方ともよくコミュニケーションをとってきたので契約書似たいしてある程度の理解がありましたので、SUNYSIDE契約書はこちらでなるべく準備するようにしました。
正直、法務担当がいない会社で外部企業と契約を締結していく場合、
①業務宅で契約差サポートしれくれるサービスに申し込む
②契約書のフォーマットはこちらで用意して確認工数を削減する
のいずれかを選択しないと厳しいと思います。

SUNYSIDEではもちろん、運用コストを削減したいので②を採用することにしました。

画像引用:pixabay