【第2回】ドメイン編 独自ドメインは.comか.co.jpか?│爆速で90点の会社をつくるススメ -SUNYSIDEの起業経験-

【第2回】ドメイン編 独自ドメインは.comか.co.jpか?│爆速で90点の会社をつくるススメ -SUNYSIDEの起業経験-

会社名を決めたら、最初に行っておきたいのが独自ドメインの決定と購入です。
独自ドメインは、会社のWebサイト(ホームページ)のURLや、メールの@以降などに使用し、ロゴと並んでその企業の顔になるものだと私は思います。
どのようなドメインを取得するかによって、相手に与える印象も変わってきます。

ドメインの種類は「.co.jp」にすれば間違いなし

お名前.comさくらなど独自ドメイン取得サービスに行くと、たくさんのドメインの種類が販売しています。ドメインの種類は見た目で決めても問題ありませんが、ものによって人に与える印象が微妙に異なります。
正直、インターネット黎明期に比べるとそこまでその意味にとらわれることは減ってきていますが、企業の顔となるものですので、ある程度意味を理解した上で取得・利用した方が良いと思います。

【.com】
世界で1番人気のドメイン。企業や商用サービス、個人向けに広く利用される。
グローバルな企業・サービスで使用される傾向がある。

Google  ⇒  https://www.google.com
Apple  ⇒  https://www.apple.com
CNN   ⇒  https://edition.cnn.com
ユニクロ ⇒  https://www.uniqlo.com

【.net 】
ネットワークサービスを表す人気のドメイン。個人向けにも開放されてる。
企業サイトとしての利用もあるが、.comほど多くはない。

東洋経済オンライン    ⇒  https://toyokeizai.net
pixiv(ピクシブ)     ⇒  https://www.pixiv.net

【.org 】
非営利団体を表すドメイン。広く利用されるが、企業ドメインとしてはあまり利用されない。

ロックフェラー財団    ⇒  https://www.rockefellerfoundation.org
フリー百科事典wikipedia  ⇒  https://www.wikipedia.org

【.biz】
ビジネスを表すドメイン。個人向けにも開放されている。

ビズリーチ(BtoB向けページ) ⇒ https://bizreach.biz

【.jp】
日本を意味する定番のドメイン。個人向けにも広く利用されている。
ドメインが短く洗練されるので、新しい国内サービスや企業が多く利用する印象。

トヨタ自動車株式会社      ⇒  https://toyota.jp
三菱UFJフィナンシャルグループ ⇒  https://www.mufg.jp
PARTY             ⇒  https://prty.jp

【.co.jp】
日本の上場企業の多くが採用するドメイン。取得・管理が企業でないできない為、最も信頼性の高いドメインとされている。

サントリーホールディングス株式会社 ⇒  https://www.suntory.co.jp
日本航空株式会社          ⇒  https://www.jal.co.jp
Yahoo!JAPAN            ⇒  https://www.yahoo.co.jp

オススメは信頼性の高い「.co.jp」です。ただし、デメリットもあります。
独自ドメイン取得時(管理時)に、持ち主が法人であることを証明する必要があるため手続きが少し複雑になります。また、ドメイン自体の値段も他のドメインと比較して少し高いです。

比較的安価に取得できて、今っぽいといえば、「.jp」や最近利用できるようになった「.tokyo」もオススメです。インパクトを与えるために敢えて珍しいドメインを利用することもアリだと思いますが、強い思い入れがない限り無難なものにしておいた方が良いかと個人的には思います。

ドメイン表記は英字企業名がわかりやすい

ドメインの種類を「.co.jp」にしたなら、「英字企業名.co.jp」が一般的ですし、わかりやすいです。

しかし、希望のドメインが他社に取得されてしまっているコトも結構ありがちです。その場合の対応事例をまとめておきます。

独自ドメインが取得できる企業名に変更する

弊社、SUNYSIDEはもともと「SUNNY SIDE」という一般名詞が由来です。
独自ドメインが欲しいだけの理由で名称を短縮化したわけではありませんが、理由のひとつではあります。
造語にすることによって新しい言葉を生み出し、固有名詞と独自ドメインの両方を取得するやり方もあります。

株式会社SUNYSIDE  ⇒  https://sunyside.co.jp

独自ドメインを英字企業名にはしない

株式会社セブンイレブン・ジャパンは、英字表記「seven eleven japan」の短縮形と思われる「sej」を利用しています。

株式会社セブンイレブン・ジャパン  ⇒  https://www.sej.co.jp

ネットショップ作成サービスで有名なBASE株式会社の独自ドメインは、英語での会社名表記「base inc」の略称と思われる「binc」を利用しています。

BASE株式会社  ⇒  https://binc.jp

スマホゲームの株式会社gumiは、語呂でmiの部分を「3」で表現しています。

株式会社gumi  ⇒  https://gu3.co.jp

企業名が一般名称だと、独自ドメインを取得されている可能性が高いのでこのあたりの配慮が必要です。

独自ドメイン「.co.jp」の販売価格は少し高い

ドメイン毎に販売価格が異なりますが、前述した通り「.co.jp」ドメインは他に比べて少し高いです。
(”sunyside.co.jp”は1年で3,953円でした)
また、「.co.jp」ドメインの購入には法人登記が条件となり、1社1ドメインしか保有できません。
※購入時に登記していなくても半年以内に謄本の提出が必須となります。

ただし、それだけ信頼性の高いドメインという意味でもあるので、企業ブランディングの観点で1番オススメします。

ドメイン購入は、Google domains か お名前.com の2択!!

Google domainsでのドメイン購入

圧倒的にサービスの画面がわかりやすく使いやすいです。
また、メールやスケジュール管理にGsuiteを使用する場合は、Google domainsを利用することでかなり簡単に設定を行うことができます。
ただし、Google domainsから購入できるドメインの種類は、他サービスに比べて少し少ないです。(時間の問題ではあると思いますが….)

お名前.comでのドメイン購入

独自ドメインはどこで購入してもそこまで大きく値段は変わらないし、比較的、管理画面が使いやすく、ドメインの種類も豊富なのはお名前.comです。

あとがき

調べたときには空いていた独自ドメインが、いざ購入しようとしたときには他社に取得されてしまっていた。という話しは身近なところでも何件か聞いたことがあります。

企業名に一般名称を使う企業は多く、独自ドメインも早いもの勝ちで奪い合いになっている証拠だと思います。

個人的には、企業名を決める際にはドメインの取得状況も参考に進めることをオススメします。

画像引用:pixabay

[まとめ]爆速で90点の会社をつくるススメ -SUNYSIDEの起業経験談-